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サノフィ・アベンティスは2月22日、メディアを対象に、糖尿病と糖尿病治療に関する基本から最新の情報までを提供する「第1回サノフィ・アベンティス糖尿病勉強会2011」を開催した。講師には、東京医科大学内科学第三講座 主任教授の小田原雅人先生を迎え、「2型糖尿病~経口薬療法、インスリン療法の実際~」と題した、糖尿病の治療方針や治療薬の使い分けについての講演を行った。
 「厚生労働省の『平成19年国民健康・栄養調査』によると、日本では2000万人以上に糖尿病の可能性があるといわれている。しかも、40歳以上の3人に1人が糖尿病か糖尿病予備群といわれている」と、サノフィ・アベンティス 糖尿病領域ビジネスユニット ユニット室&コミュニケーションの川崎祐一室長。「当社は、経口血糖降下剤とインスリン製剤を提供する国内唯一の企業として、糖尿病のトータルケアを行うリーディングカンパニーを目指している」と、糖尿病患者および医師やケアに関わるすべての人をサポートしたいという。「トータルケアサポートの一環として、医療関係者への情報提供はもちろんのこと、患者や一般生活者への糖尿病疾患啓発活動および市民公開講座による勉強会などを実施している」と、サポート活動には力を入れているようだ。
 「今回、患者をはじめとした糖尿病疾患について、基本的な内容の理解を目的に『第1回サノフィ・アベンティス糖尿病勉強会2011』を開催するに至った」と、同勉強会の趣旨を説明。「糖尿病治療においては、新薬が導入されるなど患者の選択肢が広がっているだけに、糖尿病患者が早期のインスリン治療に役立ててもらえるように、今後も開催していきたい」と、継続的に勉強会を開催していく考えを示した。
 続いて、東京医科大学内科学第三講座 主任教授の小田原雅人先生が、「2型糖尿病~経口薬療法、インスリン療法の実際~」と題した講演を行った。「日本における糖尿病患者数は加速度的に増加している」と、2000万人を超えて、国民病ともなりつつあるのが糖尿病だと指摘する。「糖尿病は、腎症や網膜症、神経障害などをもたらす糖尿病性細小血管症と、冠動脈疾患、脳血管障害、末梢血管障害といった大血管障害に大別される」とのこと。
 「血管障害は、心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる疾患を発症するリスクが高まる病気であるだけに、血糖管理を行ってこれらの病気を予防することが大切になる」と、糖尿病による合併症を引き起こさないためのアプローチが重要になると、小田原先生は声を大にする。「糖尿病と診断されてから早期に血糖管理を行うことが、合併症リスクの低減につながることも臨床試験から明らかになっている」と、早期対応が重要であると語っていた。
 「血糖管理にはインスリン療法が必要になるが、インスリンは注射行為が発生するため、患者にはどうしても抵抗感がつきまとう。そこで、まずは経口血糖降下薬を使って血糖コントロールを行うことが一般的となっている」と、薬による血糖管理が初歩的な治療になるとのこと。「経口血糖降下薬には、インスリンの分泌を促進するスルホニル尿素薬(以下、SU薬)など様々な種類の薬が存在する」という。「しかし、経口血糖降下薬は、HbA1c低下作用が不十分という問題点がある。日本人の糖尿病患者は、インスリンの分泌不全が中心であるため、肥満型糖尿病が多い欧米諸国の薬ではカバーしきれない」と、日本の糖尿病患者は欧米諸国とタイプが異なることが問題点の一つであると指摘する。「さらに、SU薬を使った場合、低血糖や体重増加といった副作用が見られる点も無視できない」と小田原先生は訴える。「β細胞保護の作用がない点も臨床試験で明らかにされた」と、3つの大きな問題点が既存の経口血糖降下薬にはあるという。
 「こうした問題点を解決すべく、インクレチン(消化管ホルモン)関連薬(GLP-1、GIP)という薬も存在する」と、糖尿病治療に一筋の光明が差し込んだという。「ただし、インクレチンの効果はすぐに消失してしまうため、1日中点滴などを利用して注入する必要がある」と、投与法が現実的でないとのこと。「また、新たに導入されたDPP4阻害薬は、DPP-4を阻害することで活性型GLP-1を増加させる。日本人への効果が期待できることも臨床試験から明らかになっている」と、私たち日本人にとって期待がもてる新薬がDPP4阻害薬であるようだ。「DPP4阻害薬には副作用が認められず、ラットによる試験ではβ細胞量が増加するということも明らかになった」と補足してくれた。
 「経口薬での血糖コントロールが不良であった場合には、インスリン療法を導入する必要があるのだが、この時期が遅れがちということもわかった」と、適切な時期にインスリン療法が導入されていないと警鐘を鳴らす。「その背景には、2型糖尿病患者は、1日3から4回のインスリン投与後、血糖値を自己測定する治療行為が必要となるため、患者にとっては一気にハードルが高まることになる」と、治療法が劇的に変化するため、それに患者が対応しきれないことからインスリン導入が遅れがちになっていたと解説する。「早期インスリン導入を促すために、経口薬に1日1回のインスリン投与をプラスする治療を現在では推奨している」と、経口薬との併用で早期のインスリン導入を促す考えだ。「実は、この併用治療は諸外国では当たり前となっている」と、日本が諸外国にやっと追いついたということであるようだ。
 「HbA1cを6.5%未満に維持することが重要だが、早期に経口血糖降下薬やインスリン療法を開始することで、良好な血糖コントロールを維持することができるようになる。また、経口薬だけでは不良だった場合は、インスリン療法との併用という治療段階を選ぶこともできるため、糖尿病治療に二の足を踏んでいた患者も前向きに治療に取り組めるようになるのではないか」と、選択肢が増えたことで、糖尿病患者のQOL(生活の質)が高まることに期待を寄せていた。
サノフィ・アベンティス=http://www.sanofi-aventis.co.jp/

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